地球の鼓動を感じる旅へ 活火山・桜島とともにある暮らし
今も活発な活動を続ける活火山・桜島の4㎞先には、人口60万人ほどの鹿児島市の市街地があります。ここは活火山と都市が共生する、世界的にも稀有な地域です。鹿児島のシンボルとして、また地元では心の拠り所として愛され続けている桜島。日々繰り返される小さな噴火は、火山と暮らす人々にとっては日常のひとコマです。その安心感は世界最高レベルの火山観測体制と防災対策の賜物と言えるでしょう。訪れた人を魅了するのは、大噴火の度に新しく成長する力強い森と荒々しい溶岩、そして美しく輝く錦江湾とのコントラスト。雄大な姿を遠くから眺めて楽しむことができるのはもちろん、桜島に行けば天然温泉や個性あふれる農産物など、活火山の恵みも体感できます。市街地からフェリーでわずか15分。桜島の宝物を見つける旅へでかけませんか?
桜島フェリーは、24時間運航。日中は15分~20分おきに運航しているので気軽に利用できます。乗船中のお楽しみは、景色だけではありません。船内のうどん店で地元民の愛する味を堪能するのもおススメ。のんびり食べていると到着してしまうので、時間配分にはご注意を。
展望台や溶岩原など、撮影スポットを巡るだけでも非日常を十分に楽しめますが、ぜひ、活火山ならではの体験にトライしてみてください。
●足湯と温泉
●水はけのよい火山性の土壌が育む「桜島小みかん」「桜島大根」
桜島小みかんは、ギネスブックに掲載された世界一小さなみかん。濃い甘みとほのかな酸味がぎゅっと詰まっています。収穫時期の11月下旬~12月下旬は、爽やかな香りに包まれながら小みかん狩りが楽しめます。
いつもは少々厄介者扱いされる火山灰が、地元の高校生と陶芸家のコラボによりユニークなアートに変身。カラフルな火山灰で好きなモチーフを描きハガキサイズのアート作品に仕上げたら、写真立てに入れて完成。旅の思い出にお持ち帰りください。体験場所の陶芸家の窯元では、桜島の火山灰と温泉水を使用した桜島焼などの器も購入もできます。